FP技能士3級2級合格勉強会ブログ(ファイナンシャルプランナー資格合格を目指そう!)

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第5分野「不動産」学習のポイント

いよいよ試験当日が近づいてきました。試験本番の日も、まもなくですね!
問題集や過去問をどんどん解いて、得点アップを目指していきましょう!

 

さて本日は、FP試験の第5分野目「不動産」の学習ポイントをお伝えします。
このあたりから、苦手意識を持つ受験者が増えてきます。
かく言う私も、FP試験を受けるときはそうでしたから。

不動産分野に取り掛かる時期は、後ろにずれ込みがちですよね。
当初の学習予定より遅れが生じ、十分に学習できなくなる方が増えてきます。

そう感じたなら、より多く学習時間を確保するなど、対策をとりましょう。
試験まで日数が限られてきましたが、学習法に一発逆転などありません。
学習不足を補う努力が、やっぱり欠かせないのです。

 

さて、不動産分野では、大きく分けて次の3つの点について学びます。

■1. 不動産取引の現場で必要となる知識を学ぶ

不動産は、数千万円もする高額取引です。
消費者保護の観点からも、購入者が知っておくと役立つ様々な知識を学びます。
不動産業界特有の制度や仕組みが多くあります。
でも実は、不動産以外の例えば雑貨の売買にも当てはまる内容もあるのです。
身近にある似たような事例と関連付けて覚えると、暗記が楽になります。
このような発想も持って、学習に臨んでくださいね。

■2. 不動産に関する法律(建築基準法、区分所有法など)について学ぶ

不動産業界では必須の法律知識について学びます。
一般の方にとっては、あまり知らない専門的な内容です。
しかし試験対策としては、覚えなければならないことがたくさんあります。
法律に関する出題は、暗記で乗り切るしかありません。
お持ちの試験対策テキストでしっかりインプット学習をしておきましょう。
そのあとで必ず、問題集や過去問を解いてアウトプット学習も忘れずに。
繰り返しの学習で、頭の中に定着させていきましょう。

■3. 不動産取引に関する税金について学ぶ

不動産取引にかかる税の種類、税率、税を軽減してくれる特例などを学びます。
税金となると抵抗感が出るかもしれませんが、不動産の税金は頻出事項です。
勉強を重ねると得点源にしやすいところでもあります。
インプット&アウトプット学習を繰り返し、確実に得点していきましょう!

 

この不動産分野を学習すれば、不動産購入で役に立つ知識が得られます。
高額な不動産取引で数十万円、時には数百万円も有利になれる知識が満載です。
損をしない不動産取引ができ、そのアドバイスもできるようになります。
そのお得を手に入れられる分野だと思って、前向きに勉強を重ねてくださいね。

 

過去問学習では、皆様がお使いの試験対策テキストに載っていないことが出題されることもあるでしょう。特に2級はその傾向が強いです。
その場合は、公式サイトの「FP3級2級過去問 難問を解説」も活用して下さい。
試験対策テキストで解説が漏れがちな内容を、1000項目以上掲載しています。
利用は無料なので、ぜひご活用くださいね。

【FP3級2級過去問 難問を解説】
https://money-study.net/fp/tisiki/

 

さて、この分野での重要ポイントを、いくつか皆様に問いかけをいたします。
試験合格においては、ぜひとも「はい」と答えてもらいたいものばかりです。

あなたは、いくつ「はい」と答えられますか?

 

(3級2級共通)

■不動産登記における、対抗力と公信力の意味を、正しく説明できますか?

■不動産登記簿における表題部、権利部甲区、権利部乙区について。
それぞれ何が記録されているか、説明できますか?

■公示価格、路線価、標準地価、固定資産税評価額の4つについて。
どこが公表しているか、目安となる金額は時価の何割か、何年ごとに評価替えが行われるか、説明できますか?

■3種類ある定期借地権の特徴、契約期間、契約終了時の取り扱い、契約上のルール(公正証書が必要か)などを、一通り説明できますか?

■定期借家契約の契約期間、契約書面の要件、契約時に必ずしなければならないことを説明できますか?

■定期借家契約と普通借家契約とで、どのような違いがあるか説明できますか?

瑕疵担保責任に関して、瑕疵担保責任を負う期間、瑕疵を知らなかった場合の取り扱い、相手が宅地建物取引業者だった場合の取り扱いについて、説明できますか?

■土地が、複数の建ぺい率の地域にまたがる場合、複数の用途地域にまたがる場合、防火地域とそれ以外の地域とにまたがる場合、それぞれどのように取り扱われるか、説明できますか?

■接道義務とは何か、数字を含めて具体的に説明できますか?

■固定資産税を払うべき人は誰か、また固定資産税の課税の特例について、説明できますか?

■不動産取得税と登録免許税について、それぞれどのような場合に課税されるのか、説明できますか?

■短期譲渡所得、長期譲渡所得のそれぞれの場合について、課税される所得税額と住民税額を説明できますか?

■居住用財産の3000万円の特別控除、長期譲渡の場合の軽減税率の特例、居住用財産の課税の特例のそれぞれで、その特徴、居住期間の要件、適用される税率、またこの3つの併用のルールについて、説明できますか?

■防火地域、前面道路幅、その他問題文に与えられた要件をもとに、土地の建ぺい率と容積率を正しく計算できますか?

 

(2級の方は、上記に加えてさらに下記についても確認してください)

■普通借地権の契約終了時に、どのような条件があれば自動的に契約が更新されるか、説明できますか?

■普通借地権の契約終了時に地主が更新を拒否する場合、また契約途中で地主が契約解除を申し込む場合、必要となる条件を説明できますか?

■手付金を支払った場合、どのような条件下でどのように手付金を取り扱えば、契約を解除できるか、説明できますか?

■区分所有法において、どのような場合にどれだけの賛成を必要とするのか、またその賛成の数を規約で変更できるかをどうか、説明できますか?

■10種類以上ある用途地域のそれぞれにおいて、どのような建物を建築できるのか、代表的なものを説明できますか?

■不動産の譲渡における様々な税の特例がありますが、それぞれの特例の適用時に、取得費や取得日を引き継ぐかどうか、説明できますか?

■複雑な条件を持つ土地であり、かつ2つの用途地域にまたがる土地に対しても、土地の建ぺい率と容積率を正しく計算できますか?

■どのような時に印紙税の納税が必要になるか、また過怠税の取り扱いについて、説明できますか?

■不動産有効活用手法として、自己建設方式、事業受託方式、等価交換方式、土地信託方式、定期借地権方式、建設協力金方式などがありますが、それぞれの特徴を説明できますか?

■不動産投資における、IRR法とNPV法の違いを説明できますか?

 

以上の問いかけに「はい」と答えられる自信と知識がありますか?
それがあれば、試験本番で正誤を正しく判断でき、計算問題も解けるでしょう。
しかし「はい」が少なければ、テキストや問題集で勉強を積み重ねましょう!
試験当日までに、しっかりと備えてくださいね。

 

「はい」が少ない方は、「頻出重要ポイント総仕上げ勉強会」もご活用下さい。
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