FP技能士3級2級合格勉強会ブログ(ファイナンシャルプランナー資格合格を目指そう!)

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不動産の二重売買の時、誰が所有権を取得するのか

本日は、2019年9月のFP技能士試験の過去問を解説します。
最近増えている新傾向の問題や、市販テキストに記述がなく、独学では
得点しにくい問題を中心に解説しています。

知識を蓄え高得点を取るために、役立てて下さいね!

 

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■ 2019年9月 FP技能士2級 学科 問43より
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【問題】

3.不動産について二重に売買契約が締結された場合、当該複数の買主間においては、原則として、売買契約を先に締結した者が当該不動産の所有権を取得する。

 

 

【解答と解説】

この記述は不適切です。
不動産の二重売買とは、ある不動産を、二人の人物に売る契約をすることです。
そんなことがあるのか?と思われるでしょうが、まれに発生するトラブルです。
地面師による詐欺事件で、二重売買であったことが発覚する場合もあります。

二重売買に売買契約が締結された場合、どちらの売買が先かに関係なく、登記を先に行った方が所有権を取得することになっています。
ですから不動産を取得したら、万が一のトラブルに巻き込まれないためにも、登記をしておくことに意味はあるのです。

もし二重売買によって不動産の所有権を取得できなかった場合は、売主に対して契約の解除や損害賠償の請求はできることになっています。

 

問題の解説は以上です。

標準的な問題は、日々の独学で乗り越えられるはず!
ちょっと難しい点も補強して、合格ラインを突破する力がつくよう、
今後も定期的に、過去問を解説していきます。お楽しみに!

 

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